


【TYPE03】龍眼綺譚
主人公:霜夜(そうや)
囮の敵:氷女(ひめ)
本当の敵:時雨(しぐれ)
霜夜は、「相馬の国」で名高い妖術使いである。
彼には、妻の氷女と、弟子の時雨と、愛人の雪乃がいる。
霜夜は、「竜の目」を手に入れる為、氷女と結婚する。
当時、氷女には恋人がいたが、霜夜に氷女を奪われた為、
自殺してしまう。
それが原因で、妻の氷女を深く傷つけていた。
霜夜は、「竜の目」と呼ばれる水晶の玉を、何よりも大切にしていた。
肌身離さず持ち歩き、
寝るときは、使役する鬼に番をさせるほどである。
その為、寝室も氷女とは別にしている。
「竜の目」は、氷女の家に伝わる家宝であり、
妖術の力を増幅させる装置である。
霜夜は、その力を使って、相馬の国一の妖術使いとなっていた。
そんな時、何者かによって「竜の目」が奪われた!
霜夜の愛人である雪乃に、強力な妖魔が取り付いてしまう。
「竜の目」がなければ、とても退治できない。
早く退治しなければ、雪乃の命が危ない。
「竜の目」を取り戻すために、霜夜は立ち上がる。
この事件の動機は自分への復讐だと考えた霜夜は、
氷女を敵だと思い込んで追い詰める。
氷女の行動を監視し、彼女が触れた物、立ち寄った場所の全てを探すが、見つからない。
業を煮やした霜夜は、屋敷の一室に氷女を監禁し、
「竜の目」のありかを言うよう迫る。
だが、氷女は「罰が当たったのよ」とせせら笑い、
恋人を死に追いやったことを責め、
雪乃も死ねばいい、そうすれば、あなたも私の気持ちが分かるだろうと言う。
「裸にしてお調べになる?私はあなたの妻なのに、あなたは指一本触れようとしない」
霜夜を罵り、氷女は実家に帰ってしまう。
ところが、氷女は敵ではなかったのだ!
そして、本当の敵、時雨が姿を現わす。
時雨は、氷女のしわざに見せかけて、「竜の目」を奪ったのだった。
今のままでは、霜夜を超えることができない。
時雨は、「竜の目」を手に入れ、霜夜以上の妖術使いになろうとしていた。
時雨から「竜の目」を取り戻そうとした氷女が、逆に瀕死の重傷を負わされる。
実家に戻ったとばかり思っていた氷女が、息も絶え絶えで屋敷の庭に倒れているのを見つけ、驚く霜夜。
何があったのかと問う霜夜に、「ごめんなさい」と謝る氷女。
今までのことは、時雨を油断させる為であり、実家に戻ったと見せかけ、
時雨の後をつけて、「竜の目」のありかを突き止めようとしたのだ。
事情を知り、衝撃を受ける霜夜。
霜夜は、「竜の目」の隠し場所を教えようとする氷女を眠らせ、治療する。
その夜、氷女の手を握ったまま眠る霜夜。
翌朝、氷女から「竜の目」の隠し場所を聞き、霜夜はそこに向う。
霜夜は、苦労の末に時雨を倒し、「竜の目」を取り戻す。
「竜の目」を持ち、雪乃の元に駆けつける霜夜。
妖魔を退治しようとする霜夜に、雪乃が問いかける。
「私のこと、愛してる?」
霜夜は、自分が愛しているのは氷女だと言い、雪乃に謝る。
雪乃は笑って、「やっと気づいたのね」と言う。
突然雪乃の身体が光り、片目の竜へと変化する。
驚く霜夜を残し、竜は空へと消えていった。
