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 こちらでは読者の皆さんからお寄せいただいたあらすじ作品をご紹介します。
 この回は、下記の課題に対して提出された作品です。



 

  ★課題★   下記の簡易版の仮筋を使ってあらすじを書いてください。
           ジャンル、素材、テーマはなんでもかまいません。

          
TYPE01簡易版の仮筋

 ある時、何者かによって 【主人公】のまわりから 「大切なもの」が奪われた!
 
 失ったものを取り戻すために【主人公】は立ち上がる。

 【主人公】は  【囮の敵】を敵だと思い込んで追い詰めた。

 ところが【囮の敵】は本当の敵ではなかったのだ!

 そして、本当の敵【本当の敵】が姿を現す。

 【本当の敵】は 「自分勝手な欲求」を満足させるために大切なものを奪ったのだ。
 


s-taichiさん  毎回楽しみにメルマガ読ませてもらっています。
 例と同じようにホラーにしようと思いましたが失敗しました。
 大変拙い筋ですが、添削よろしくお願いします。

【あらすじ】

高度に生物学が発達した地球。
ここでは、生物兵器の開発が進み戦争に利用されていた。

そんな中生み出されたS国の生物兵器「緋色の殺戮」は、
最強の戦闘能力を持つ生物兵器だった。

敵を油断させるため外見を美女にしたこともあり、
数々の戦闘や虐殺において、「彼女」は素晴らしい貢献をした。

常軌をいつした嗜虐性で恐れられた彼女だったが、
たった一人心を許した人がいた。
自分を作った科学者の「インコグニート」である。

ある日、その彼が何者かに拉致されてしまう!

半狂乱になった彼女は、インコグニート奪還を誓う。
S国にたびたびテロ攻撃を仕掛けてきた、
新興テロ集団アーレスが怪しいと彼女はにらんだ。
そして、アジトを一人で奇襲し皆殺しにした。

だが、それは本当の敵ではなかった。

本当の敵は彼女を作ったインコグニート自身だった。

彼は「緋色の殺戮」の戦闘能力と精神の異常性を恐れて、
「安全の欲求」のため罠にかけて殺そうとしたのである。

罠による消耗と、唯一心を許していた男に裏切られた衝撃で
心身ともに絶望的な状況だった彼女だが
何とかインコグニートを倒す。

そして自分の存在を見つめるため旅に出るのだった。

ぴこ蔵チェック!

 △近未来SFバイオレンスアクションとしてなかなか本質を掴んだ、哀愁のあるあらすじじゃ。感心したぞい。
  しかも、今回の秘伝『Wの選択』を使えばさらに凄くなる可能性を秘めておる! それではヒントじゃ!

 △彼女はなぜ殺すのでしょうか?

  彼女の「成長・変化」は「殺戮に対する意識の変化」が教えてくれるのじゃ。

  それを描くには、前半と後半に同じような選択肢を与え、主人公に正反対の選択をさせるのである。

 例)
 同じようなシーンで、前半は簡単に「殺戮」を選んでいた彼女が
 最後には「殺さない」ことを選択するようになる。

  この設定をするだけで、作品に『魂』が入るのじゃよ。

  では、彼女はなぜ殺さなくなったのじゃろうか? 彼女の何が変わったのじゃろうか?
  
  その意味が読者に伝わったとき、この物語は完成するのじゃ。

  「殺戮兵器」として生み出されたにもかかわらず、「殺戮兵器」であるがゆえに生みの親からも憎まれる。
  そんな過酷な宿命を背負ったヒロイン。

  彼女は自分の中に何を発見し、どんな結論を出すのか。
  おぬしが彼女ならどうする?

 △思い切ったキャラクター設定で、明確なテーマを持つことに成功したこの作品。
  「共感」を生み出すことで読者は主人公を受け入れてくれる。
  ぜひ『Wの選択』で感動のツボを作ってみてくだされ。


s-taichiさん  はじめまして。メルマガいつも楽しみにしています。
 課題提出なんて、学生時代以来久々なので、ドキドキしています・・・。
 ぴこ蔵師匠の、辛口の添削をお願いします!
 次回のメルマガも楽しみに待ってます!

【あらすじ】

ローズは、プランツ王国の王女だ。
プランツ王国では、ローズに代わり、王の弟のバジルが実権を握っていた。
ローズが女王となるには、成人の儀式を済ますことが必要。
ローズと子守役のミントは、王宮で何不自由ない暮らしを送っていた。
ある時、王家の秘宝「月読鏡」が奪われる。

「月読鏡」は、初代の王が邪神を封じ込めるのに使ったとされていた。
王国を襲った邪神を、月の光の下に誘き寄せ、鏡の中に封じたという。
全ての謀略を見抜き、王に真実を伝える鏡とされている。
成人の儀式には、「月読鏡」が必要。

鏡を取り戻す為に、ローズは立ち上がる。

ローズは、バジルが鏡を奪ったと考える。
鏡がなければ、ローズは女王になれない。
そして、バジルを犯人として追い詰めた。
ところが、犯人はバジルではなかった。

本当の犯人はミントだった。
先代の王には、愛人がいた。
愛人の娘が、ミントだった。
ミントは、王がバジルによって毒殺されたと思い込んでいた。
ミントは、「月読鏡」を使って、自分が王になろうとしていた。

「月読鏡」に封じられた邪神を開放したミントは、
邪神に取り込まれてしまった。

ローズは、邪神を再び封印し、王国に平和をもたらした。

ぴこ蔵チェック!

 △いかにも簡単に付けたようじゃが、ネーミングのセンスがよいのう。
  ハーブの名前もさわやかじゃし「月読鏡」も古代的でわしゃ好きじゃ。
  いろんな要素が楽しめる冒険活劇になりそうじゃな。
  これだけストーリーの完成度が高いと、後は「深み」が欲しくなる。
  『Wの選択』を使えば子どもから大人まで感動する物語になるぞ。
  それではヒントじゃ!

 △ローズは女王になりたいか?

  一番気になるのはそこんとこじゃな。
  そこがはっきりすればローズの人間性が明確になるのじゃ。
  だからそこを直視して『Wの選択』をさせてみよう。

例)最初の選択で「なりたい」だったら2回目は「なりたくない」を。
  最初の選択で「なりたくない」なら2回目は「なりたい」を。

  最終的に「権力の座」につきたいかどうかは
  人間として重い選択となるので、大人っぽいテーマとなる。
  どちらの答えを選択しても主人公の成長を表現できるのじゃ。

  ▲最初の選択
  最初の選択は物語のごく初めのほうでやるといい。
  そのシーンがオープニングでもいいくらいじゃ。

  「なりたい」でも「なりたくない」でもいいのじゃ。
  ただ、印象的な選択場面を作ること。
  宮廷道化師みたいな者に質問させてもいいが、やっぱり
  アクションで描写するほうが素敵なのじゃ。

  例えば「勝った人が次の女王」みたいなゲームで必死になる姿とか。
  まだあまりリアルに考えていないローズが出ればOK。

  ▲2度目の選択
  2回目の選択はシリアスな状況がいいと思うのじゃ。
  物語のクライマックス、
  ミントとの対決直前に選択の場面を持ってきたいところじゃな。
  
  さあ、頭のひねりどころじゃ。
  
  ローズは女王になりたいのか? なりたくないのか?

s-taichiさん  毎回楽しみに、そして必死になって読ませていただいてます。
 私はとにかく話が上手く作れなくて困ってます。
 今回の課題も仮筋にちゃんと合っているのか不安です。
 でも、とにかく書いてみましたのでよろしくお願いします。
 今度はファンタジー的な話も作ってみたいです。

【あらすじ】

  タイトル 消えた当たりクジ


 山ノ田四郎は25歳のサラリーマン。
 家族構成はというと
 グータラな父、そして三歳になったばかりの可愛い弟だ。

 四郎はたまたま一枚の宝クジを買った。
 茶の間で当選番号を新聞で調べてみると一万円が当たっていた。

 当選番号発表欄の隣にコラムが載っている。
 外れクジの利用法...「フッ、俺様には無用の記事だぜ!」と余裕の四郎。
 ところが、用事で一時間程外出した間にクジが無くなってしまった。      
 室内をくまなく探したが見つからない。
 茶の間に置きっぱなしにしたことを反省しつつも、クジは金に困った父が
 たまたま見つけて持っていったに違いないと確信!!

 父の行きつけのパチンコ屋に急行する四郎。
 父に「盗んだものを返せ!」と迫る四郎にビクリと反応する父。
 それでも、しらばっくれる父を死闘の末に撃破!!

 観念した父が四郎のサイフから三千円を頂戴したことを自白。
 四郎は宝クジのことを問いただしたが父は知らなかった。
 犯人が父ではない事に疑問を感じながらも、
 三千円を盗んだ父に更なる怒りの鉄拳を喰らわせて家に戻る四郎。

 すると家には弟が自慢げに四郎を待っていた。
 「すごいでしょ、見てみて!」といってすごい勢いで四郎に突進してくる。
 弟の手には折り紙らしきものが握られている。よく見るとそれは宝くじだ。
 弟はたまたま新聞に載っていたコラム 外れクジの利用法を見た。
 その記事ははずれクジで折り紙をしようという内容だった。
 弟は新聞の文字は読めなかったが、折り方は図解してあったので折れた訳だ。

 四郎は宝クジを諦めることにした。
 弟から宝クジを取り上げるのは気が引けたのだ。
 四郎は当りクジでできた弟の折鶴を褒めた。ニコリとする弟。
 「これが一万円分の笑顔かぁ〜」と少し微妙な心持ちの四郎であった。

ぴこ蔵チェック!

 △う〜む、面白い! とても良い出来なのじゃ!
  なんとわしが説明する前にちゃんと『Wの選択』が出来かけておる。
  おぬし、なかなかやるではないか!?

  まだ教えていなかったので当たり前なのじゃが、
  「最初の選択」の部分が完全ではないので、
  四郎にとってこの1万円がいかに大事かをさりげなくアピールしておくと
  後から非常に効いて来るのじゃ。これを伏線と言う。

例)四郎は1万円の当りくじを眺めながら彼女に電話をかけ、食事をおごると
  いいかけながら、結局やめにする。電話を切ると、今度は写真屋にかける。
  そして母親の遺影の話をする。1万円でどのくらい大きな遺影ができるか
  ということを尋ねる。じゃあ、あとから伺います。と言って電話を切る。

 △以上の例のように、
  四郎はこの1万円で、亡くなった母親のために大きな遺影を新調しようと
  思っていた。母が死んでからパチンコ屋に通い続けているダメ親父に
  喝を入れるためにも。という心理が伝わるようなアクションを考える。

  「2度目の選択」は

> 四郎は宝クジを諦めることにした。
  という部分じゃな。ここを行動で示せると最高じゃな。

例)四郎は思わず折鶴の折り目を広げようとした。
  だが、心配そうにじっとこちらを覗き込む弟の目を見て手をとめた。
  少し考えて、もう一度鶴の形に戻した。
 
  あとは「タイムリミット」をきっちり入れて、
  四郎のやや過激な行動に必然性を持たせよう。
  母親の命日が近づいているとか。

 △テーマはずばり『家族』じゃな。心温まるええ話になりそうじゃ。
  それにしてもオリジナリティーにあふれたあらすじじゃ。
  hanどの、これからもますます頑張ってくれい! 期待しておるぞ!

s-taichiさん 以下に「007の課題」を提出します。

【あらすじ】

とおるは鉄人リーダー養成学校の受験をまじかに控えた社会人。
受験勉強はこのところの夏休みを返上しての頑張りもあり、順調に進んでいた。
最近行われた全国知力・体力テストでもいままでにない、よい成績を修めた。

ある時、何者かによってとおるのまわりから「こころの強化書」が奪われた!

「こころの強化書」は養成学校の合格を確実なものにする
メンタル面を強化する虎の巻。
いままで合格者の間で代々伝わってきたという秘伝書。

「こころの強化書」は数々の鉄人リーダーを生み出し、
国民から常にその存在が賞賛されていた、鉄人リーダー養成学校の入学者が、
入学の極意を書きあらわしたものだった。
この強化書を手にしたものは、それまでの知力、体力の実力のうえに、
残る気力の精神面を強化でき、入学が確実なものになるとされていた。

この秘伝書は、この学校へ推薦される1名にのみ渡される門外不出のもの。

失ったものを取り戻すためにとおるは立ち上がる。

たかしは同じエリア内で鉄人リーダー養成学校を目指しているライバル。
いままでも、全国知力・体力テストでの順位は抜きつ抜かれつであった。
とおるは大切なものを奪った犯人をたかしだとにらむ。

とおるはたかしを敵だと思い込んで追い詰めた。
ところがたかしは本当の敵ではなかったのだ!

「こころの強化書」は、それを悪用した者に不幸を招く魔力を備えていた。
知力と体力の鍛錬をおろそかにしていながら、
この「こころの強化書」を手にした者は、
知力・体力・気力の三つの力のバランスを崩すと言われている。

そしてある日、これを悪用した者は邪悪な生命力が急激に増し、
国民に対して過酷な税の負担と役務を課し、
国民に平等に与えられるという富と自由を独占する
独裁者となってしまうのだ。

そして、本当の敵リョウコが姿を現す。

リョウコは「国民のリーダーが手にする名誉と自らの物欲」
とを満足させるために「こころの強化書」を奪ったのだ。

リョウコは「こころの強化書」の内容を目にした瞬間から
急激に邪悪なこころが芽生え、独裁的支配者となり、国民からの搾取を始めた。

とおるは壮絶な死闘の末、独裁者となったリョウコを倒し、
国家には平和な日々が戻った。

ぴこ蔵チェック!

△ほほーう。なかなか凝った設定の不思議な物語じゃな。
 オリジナリティーもある。独自の視点も面白い。
 ちょっと複雑なきらいはあるが、わしゃけっして嫌いではないぞ。
 おっと、ダジャレでもないぞ。難易度の高いチャレンジは素晴らしい!

△ただし、途中から欲張って設定がインフレーションしてしまったのう。
 そのためにテーマが絞りきれていないのではなかろうか。
 「鉄人リーダー養成学校」という強烈なアイデアが面白いだけに残念じゃ。
 一見するとこれは学園アクション物に違いないと期待してしまうほど
 インパクトのある設定なのじゃが、途中から出番がなくなってしまう。
 最後まで「鉄人リーダー養成学校」内の話に収めれば良かったのでは?

△さて、主人公以外の登場人物は、できるだけ早く登場させておくことが
 肝心じゃ。たかしとリョウコも序盤で出すことじゃな。
 そのためには卑俗な関係があることが必要じゃ。同級生じゃったとか、
 仲良しグループじゃったとか。とおるとリョウコは恋人同士じゃったとか。

 そうすると主人公とおる君に人間的な「葛藤」が生まれるのじゃ。
 「愛しているのに敵対するのか?」とか。
 そうすると「以前は同じシチュエーションでリョウコを守っていた」
 のに「今はこの手でお前を倒す!」みたいな展開が可能になる。

 そこがないと読者が感情移入するポイントを見つけにくいんじゃな。
 後半、話がスケールアップしていくのは悪いことではないが、
 変化が急激すぎると、読者は話が抽象的になったように感じてしまう。

 これを防ぐために、いつまでも変わらない何か、例えば…
 3人の間にもっと下世話でリアルな人間関係を作っておくことじゃ。
 そうすると読者が興味を持続してくれるのじゃ。

 主人公の行動原理が高尚な正義や信念だけじゃと共感を呼びづらい。
 読者は主人公の人間臭い弱さや苦悩にこそ共感を覚えるのじゃ。


△ところで、わしはN.M.さんの奇抜な着想に可能性を感じる。
 お主にはまだ解放していない扉があるはずじゃ。それは宝庫への扉じゃ!
 上達の秘訣はとにかく数を作ること。しつこく追究せよ。
 注文ばかりつけたが、わしの気持ちが伝わるといいのう。

s-taichiさん  初めまして。いつもメールを読んで勉強させてもらってます。
 がっちゃんといいます。課題をやってみたくなったので、
 書き上げてしまいました。

【あらすじ】

連日の仕事によってくたくたに疲れている主人公。
大切なものは「自分の時間」。

失った自分の時間を取り戻すために、主人公は同士を集め、
ストライキを決行する。主人公は重役達を追い詰め、
仕事の時間の短縮を手に入れる。

しかし、余裕が出来たのに何かに追い立てられている
ような感覚は収まらない。カウンセリングを受けた主人公は、
それが自分の性格のせいだと分かる。

自分の性格(本当の敵)は、
「キャリアある自分。出来る自分」という欲求を満足させるために、
自由な時間を奪っていたのだ。

ぴこ蔵チェック!

△おおっ、これは珍しくビジネスものじゃな!
 ビジネスものは活気があるから読んでいて飽きないのじゃ。
 意外に、といっては失礼じゃが、読者層が多い分野なので、
 これからも狙って書いていったほうがよいと思うぞい!

△さて、前回、課題の提出のお知らせのくだりで引用した
 「TYPE01の仮筋!」を見てみると、結末が書いていない。

 どうやらがっちゃんどのは真面目なお方らしいのう。
 この「仮筋!」をきっちりと下敷きにして書いたようじゃな。
 従って、当然このあらすじにもまだ結末が出来ておらんわけじゃ。
 これはわしの説明が足りなかった。反省しておる。

 しか〜し、ここまで出来ていて結末がないのは切ないのである!
 この後いったいどうなるの?! 知りた〜い!
 
 そこで、何はなくとも結末を作っていただきたい!

 そうすると、主人公が果たすべき目的までもが見えてくるのじゃ。
 なーに、気に入らなければいつでも変えられるんじゃから、
 とりあえず、仮の結末でもよいから決めておくこと!

 この話も、結末次第でテーマが大きく変わる。
 「キャリアある自分。出来る自分」という欲求を受け入れるか
 否定するかで、主人公の内包するテーマ(苦悩)が変わるからじゃ。

 その欲求を受け入れるのならば主人公は組織の頂点を目指すじゃろうし、
 否定するのなら彼は会社を辞めて起業するなりヒッピーになるなりして
 「より自由な自分」を求める道を目指すじゃろう。

△読者は主人公がどちらの道を選んでも納得するじゃろう。
 作者が真剣に悩んで選択した結末なら、説得力があるものじゃ。

 ぜひ完成させて、もう一度読ませて欲しい作品なのじゃ!
 くれぐれも言っておくが、結末は大事じゃぞ!

s-taichiさん  TYPE01の仮筋、自分なりにやってみたので提出します。
 発表可です。

【あらすじ】

科学者のショウイチはある日助手をしている博士の
実験の事故にあい、見知らぬ世界に飛ばされてしまう。
そこはいわゆる「剣と魔法の世界」だった。

その世界でショウイチは「元の世界に帰るための方法」を
探していた。そこで物好きな冒険者のリーネと出会い、
行動をともにしていた。

そしてリーネから「元の世界に帰るための方法」が
有るかもしれない遺跡の情報を知る。
そこは古代の文明の遺跡で遺跡の一番奥に
空間を越えることの出来る装置が有るというのだ。
だがそこには大変危険の場所でもあるときく。

しかし元の世界に戻りたいショウイチは
リーネの力を借りて遺跡の奥へと進んでいく。
そして、遺跡の一番奥で遺跡の番人の怪物に出会うが
ショウイチの知識や機転でこれを倒し、遺跡の一番奥にまで進む。

だが遺跡の奥には何もなかったのだ。

ここでリーネが正体を表す。
彼女はこの地域を支配する帝国の将校であったのだ。

昔、ショウイチと同じように異世界からきた人間によって
国が滅ぼされた事があった。それ故に異世界からきた人間を
危険かどうか確かめる必要があった。
そこでリーネは偽情報をショウイチに与え、ショウイチが危険かどうか
を確かめたのだった。そしてショウイチの知識は危険であると
判断したのだった。

リーネは
「国の安全」
のためにショウイチを騙したのだった。

しかしショウイチは持ちうる知識と機転で
何とかリーネを退ける。
そしてまた旅にでるのである。

ぴこ蔵チェック!

△この作品には、重要なテーマが含まれておる。

△いわゆるRPGのシナリオ風の作品である。不滅の人気ジャンルじゃな。
 『剣と魔法』はオーソドックスな設定であるがゆえに
 さまざまな遊びが楽しめる舞台なのじゃ。
 じゃが、逆に言えば、定番の決まりごとに飲み込まれやすい世界でもある。

 この世界を描ききるポイントは、とにかく「目的」をしっかり持つこと。
 そして、結末をはっきりさせてしまうということじゃ。

△そういう意味で、ゲームシナリオには「目的タイプ」がぴったりなのじゃ!

 異世界に着いてからの浅い知り合いである「リーネ」に
 【敵】のどんでん返しを仕掛けるのはなかなか大変じゃ。
 読者は彼女の正体が何者であってもさほど驚かないからじゃ。

 そこで、わしは【目的】のどんでん返しを仕掛けることをすすめる。
 仮筋!そのものを取り替えてしまうわけである。