あらすじドットコムに寄せられるお悩みの中で最も多いのが「主人公の目的が作れない!」というものです。

物語のゴールであり、作者のテーマでもある「主人公の目的」。

今回の講座では、その見つけ方について解説します。

 

何の物語を書けばいいのだろう?

どうすれば納得の行く『目的』が見つかるの?!

そんな漠然とした悩みをお持ちなら、主人公の『問題』『敵』『目的』を設定することで、ストーリーの全体像がはっきり見えるようになります。

それぞれの役割は以下のとおりです。

【物語の序盤】
主人公が解決すべき『問題』が、主人公を事件に巻き込む。

【物語の中盤】
主人公が打倒すべき『敵』が、事件をさらに進行させる。

【物語の終盤】
主人公が発見した『目的』が、物語の最終的なゴールを生み出す。

 

中でも重要なのが主人公の『目的』です。

それは物語の最大の推進力となります。

主人公が何をすればいいのか分からない状況が続くと、読者の緊張感や期待感が損なわれ、物語のテーマやメッセージはどんどん曖昧になっていきます。

そうなる前に、主人公が全力を尽くし、地を這ってでも目指すべき場所を探し出さねばなりません。

どうすればそんな「主人公の目的」が見つけられるのでしょうか?

 

ストーリーがうまく作れないあなたへ

物語創作において、主人公の目的を決定するには以下のような方法があります。

1.主人公のバックグラウンドや物語の設定を深く掘り下げることが重要です。彼らの過去の経験、価値観、欲求が目的に大きく影響します。

 

2.物語のテーマやメッセージを考慮し、それが主人公の目的とどのように結びつくかを検討します

 

3.対立する力、つまり敵や障害となる要素が主人公の目的を鮮明にするのに役立つこともあります。

これらの要素を総合することで、主人公が何を望み、何に対して戦っているのかを明確にすることができます。

しかし「そうは言っても簡単ではないよなあ」というのが本音だと思います。

 

なぜ決まらない?「主人公の目的」

物語創作において、主人公の目的が決まらない理由は様々です。

まず、物語のテーマやメッセージに作者がまだ確信を持てていない場合があります。

また、物語の展開において主人公が直面する困難や障害が多岐にわたるため、一貫した目的を設定することが難しい場合もあります。

さらに、主人公自身の内面的な葛藤や成長過程を描くことに重点を置きたいと考える作者もいます。

作者は自分が何を書きたいのかが決まっておらず、そのために物語の初期段階では主人公の目的が曖昧になりがちなのです。

つまり、作者が決断しなければならない選択肢が多すぎるのです。

もちろん、物語作りの過程において、選択肢の多さが必ずしもネガティブな要素であるとは限りません。

選択肢が多ければ多いほど、物語の豊かさや深みを増す機会は増えます。

主人公の最終的な目的を見つける旅は、予測不可能な展開や驚きを提供できるかもしれない、芸術的で素晴らしい体験だと言えるでしょう。

しかし、そうも言っていられないケースがあるのもまた事実なのであります。

 

今すぐ物語を作らねばならないあなたへ

ポンコツライター歴40年になる私は「今すぐ面白い物語のパターンを10個用意しろ! できなければお前なんかこの場でクビだかんね」という修羅場を実際に何度も体験しています。

ストーリーを作るのに時間がかけられない。限られた時間の中で効率的に物語の骨組みを構築する必要がある。そんな現場は世の中に沢山あるのです。

例えば、ニュース記事やドキュメンタリー制作では、迅速な情報収集と整理が求められます。

ライブイベントや即興劇では、瞬時にストーリーを展開させる能力が必要とされます。

これらの状況では、事前に準備された『型』やフレームワークを使用することで、迅速かつ柔軟にストーリーを構築することが可能です。

チーム内での役割分担やコミュニケーションを通じて、アイデアを素早く形にすることも重要です。

限られた時間内で効果的なストーリー構造を作り上げる。

そのために「主人公の目的」を素早く見つける手段を講じることには、大きな需要と価値があります。

そこで私はできるだけ時間をかけず、主人公が目指すべきゴールを一発で決める方法はないものかと考えました。

そして見つけました。ポイントは、人間が行動を起こす原理の根源にありました。

この講座は、そんな「主人公の目的を素早く設定する考え方」の手順を教えます。

 

生成AIを利用するためのプロンプト

さらにこの講座では、ここでしか手に入らないユニークな方法論を使った2つのプロンプトを限定公開します。

生成AIを使って好きな物語の構成を抽出する、そして「主人公の目的を探る」ためのプロンプトです。

この2種類のプロンプトを駆使すれば、あなたの作品の「主人公の目的」のヒントを見つけることができます。

作りたいストーリーの本質的な構造を解析し、物語のテーマを理解するのにも役立ちます。

これらのプロンプトが、まる子やハリーからエヴァや巨人にまで共通する、驚きの秘訣を教えます。

「そうか、そう考えればいいのか!」と目からウロコが8万枚!

あなたはもう物語作りに二度と悩まなくなります。

 

★講座『主人公の目的の作り方』の構成内容

1. 授業を収録した動画(スマホで視聴可能。PCならダウンロードもできます)
2. 講座に使用した画像および全てのテキストをまとめたPDFファイル

価格:5,000円