異世界転生ものガチャり

「異世界転生もの」を作ってみました。

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【異世界転生のお約束】

異世界転生は、主人公が元の世界で死んでから異世界に転生するストーリーの類型です。

主人公は元の世界で事故死や病死などの不幸な死に方をし、不思議な力によって異世界に転生します。

主な転生先としては……

霊界や天界、魔界、中世や現代のファンタジー、SF、動物や植物の世界、漫画やアニメの中など。

転生した異世界で、主人公は新しく手に入れた能力や前世の知識を活かして活躍します。

転生特典と呼ばれる転生時に得られる能力や特典により主人公は成長します。

転生後の主人公の人生には、闇堕ち、異世界の住民を蹂躙するなどのダーク展開も存在します。

バリエーションとして、いずれは現世に戻る「異世界転移」、登場人物に魂が乗り移る形の「憑依転生」などもあります。

『異世界がちゃりん』では……

上記のルールを活かして異世界転生もののあらすじが生成されます。

例によって、ChatAI用のプロンプトも軽く付け足されています。

ただし、このツールの目的は「異世界転生もののあらすじを量産する」ことではありません。

その特徴的な構造を把握して、あなただけの『異世界転生物語』を作る時の叩き台にしてほしいのです。

そこで……

最も重要な『転生特典』というボーナスを「幸運」に固定しています。

さらに、その設定を強化するべく、主人公をギャンブラーにしました。

自分だけの展開にしたい際は、この2つの設定をオリジナルのものに書き換えてください。

ChatAIによるストーリー化

『異世界がちゃりん』が生成したあらすじプロンプト。

これをBingChatAIに投げてさらに詳しく語らせました。

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生成サンプル
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 現代の日本で命を落とし、まるでRPGのような魔法の王国になぜか送り込まれた、貧しいサラリーマン・ぴこ蔵。

 どうやら何者かの陰謀によって前世で殺され、異世界に転生させられたらしい。

 自分を殺した犯人は誰か?

 何のためにここに連れてこられたのか?

 前世では無類のギャンブル好きだったぴこ蔵は、転生時のボーナスとして「幸運」のステータスを最大値に全振りする。

 だが、運がいいというだけで、どうやって真実を見つければいいのか。

 成り行きで、最強の僧侶になると名乗りを上げたぴこ蔵は、苦労して読み解いた暗号に従って『転換点の石』奪取に燃える。

 信じていた仲間に裏切られながらも難関を切り抜けたが、思いがけず迷い込んだ天空の幽霊船。

 待ち構えて襲い掛かってきたのは最凶の怪物グレンデル。

 最大の危機を迎えたぴこ蔵は、禁じられた『雷撃のナイフ』を握りしめる。

 果たしてぴこ蔵は、意外な敵の正体を暴き、危地から脱出できるのか?

▲上記の構想の結末を決め、起承転結に分かれたあらすじを作ってください

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BingChatAIの回答
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 ぴこ蔵は前世でギャンブルに破産し、自殺しようとしたところを何者かに殺される。

 目覚めると、彼はRPGのような魔法の王国に転生していた。

 彼は自分が持つ『幸運』のステータスを活かして、異世界で生きていくことを決める。

 ぴこ蔵は冒険者ギルドに入り、様々なクエストをこなしながらレベルアップしていく。

 途中で仲間や恋人もできて、楽しく充実した日々を送る。

 しかし、彼は時々前世の記憶や自分が殺された理由について悩む。

 ぴこ蔵は最強の僧侶になるという目標を掲げて、『転換点の石』という伝説のアイテムを探すことにする。

 その過程で彼は裏切りや陰謀に遭いながらも難関を乗り越えていく。

 そして、彼は天空の幽霊船で最凶の怪物グレンデルと対峙する。

 ぴこ蔵は『雷撃のナイフ』を使ってグレンデルを倒し、『転換点の石』を手に入れる。

 しかし、その瞬間、彼は自分が前世で殺された理由と、異世界に転生させられた目的を知る。

 実は、彼は異世界に転生させる実験の被験者にされたのだった。

 そして、彼が手に入れた『転換点の石』は、異世界と前世の世界を繋ぐ装置であり、彼が持っている『幸運』のステータスは、その装置を起動させるための鍵だったのだ。

 ぴこ蔵は、自分が利用されていたことに怒りと絶望を感じるが、同時に前世に戻れる可能性に希望を見出す。

 しかし、彼は異世界で出会った仲間や恋人たちと別れることになると思うと、複雑な気持ちになる。彼は一体どうするのか?

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ラストシーンが全然決まっていませんね。

ChatAIお得意のオープンエンディングです。

つまり「最後はお前が決めろ!」というわけですね。

そこで、こちらからきっちりとゴールを指示する必要があります。

実はそのためには、あなたが決めておくべき重要なことがあるのです。

ChatAIを使う上で重要なこと

あなたが指示すべきは、以下の2つのポイントです。

(1)物語の結末
(2)作者のゴール

「物語の結末」とは主人公の行動がもたらす結果。

つまり……

・主人公は問題を解決できるのか? 
・敵を倒せるのか? 
・目的を達成できるのか?

……ということです。

次に「作者のゴール」とは、その結末によって作者が表現したいテーマです。

主人公が幸福になることを優先してしまうと、テーマの追求が甘くなります。

最後に主人公が挫折したとしても、それが作者のテーマを表現できているのなら大成功です。

「えっ?」

「意味がよく解らない」

「具体例を!」

そんな人には、このミステリーをお勧めします。

ぴこ蔵の言いたいことがしっかりと伝わると思います。

ちなみに、この小説のラストであなたはきっと泣く。

クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル 著 務台夏子 訳

話が少し逸れましたが、非常に大事なことなのでぜひお読みください。

●閑話休題

それでは、ラストシーンの方向性をAIにリクエストしてみましょうか。

ぴこ蔵はこう書きました。

「仲間たちとの別れを惜しみながらも現実世界に帰ることを選択するぴこ蔵。しかし、後日、今度は現代社会に仲間と恋人が遊びに来る。という結末にしてください」

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すると、BingChatAIはこう答えました。

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 彼は一体どうするのか?

 ぴこ蔵は悩んだ末に、現実世界に帰ることを決める。

 彼は仲間や恋人たちに別れを告げて、涙ながらに『転換点の石』を起動する。

 すると、彼は閃光に包まれて前世の世界に戻される。

 彼は自分の部屋で目覚めて、すべてが夢だったかのように感じる。

 しかし、彼は異世界での冒険や仲間たちのことを忘れられない。

 彼は再びギャンブルに溺れることもなく、真面目に働き始める。

 そして、ある日、彼は街中で驚くべき光景を目撃する。

 異世界から仲間や恋人たちが現代社会に遊びに来ていたのだ。

 彼らは『転換点の石』を使って異世界と現実世界を行き来できるようになったと説明する。

 ぴこ蔵は感動して彼らと再会し、抱き合う。彼は二つの世界で幸せな日々を送ることができるようになった。

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……というわけで。

まだまだ甘いけど、とりあえず最後まであらすじは完成しました。

もしあなたなら

このサンプルなんかよりもっと面白い物語が作れるはずです。

ぜひこのツールでChatAIを使い倒してください。

そして、いいのが出来たらぴこ蔵に読ませてください。

※提出された作品は物語技術をシェアするために、「Blog Dondenista」にて掲載させていただくことがあります。

メルマガや書籍、講座での紹介も考えております。

その場合、使用権や出版権等をぴこ蔵に移譲していただくことをあらかじめご了承ください。

もちろん、著作権はあなただけのものです。

物語創作界隈を活性化するため、多くの作者様のご協力をよろしくお願いいたします。